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しぜんのたより

4月ウワミズザクラ(2008年3月31日掲載)

4月(がつ)はサクラのきせつ。ソメイヨシノがこどもの国(くに)を、あわいピンク色(いろ)に染(そ)めあげ、そのあとにぽっちゃりとしたヤエザクラがつづきます。ちょうどそのころに、雑木林(ぞうきばやし)のなかにウワミズザクラがさきはじめます。

サクラと名前(なまえ)がつくからには、とうぜん似(に)たような花(はな)を想像(そうぞう)しますが、どこをさがしてもそれらしい花はみあたりません。それもそのはず、花は写真(しゃしん)のように、アイスキャンディのようなすがたをしています。これはちいさな白(しろ)い花がたくさんあつまったもので、よくみると、ひとつひとつの花がサクラになんとなく似ています。

ソメイヨシノもウワミズザクラもバラ科(か)サクラ属(ぞく)のなかまですが、ウワミズザクラはサクラの原種(げんしゅ)ともいわれますので、わたしたちがサクラの花をたのしむようになる、はるかむかしのすがたをとどめているのかもしれません。よい香(かお)りがあり、つぼみを塩漬(しおづけ)にしたものは杏仁子(あんにんご)とよばれ、新潟(にいがた)などでは珍重(ちんちょう)されるそうです。

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