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しぜんのたより

12月フユエダシャク(2008年11月27日掲載)

おおくの昆虫(こんちゅう)にとって、冬(ふゆ)はよい季節(きせつ)ではないでしょう。さむさはもちろんのこと、植物(しょくぶつ)をエサにしている昆虫は、草(くさ)がかれれば、たべものがなくなってしまいますし、その虫(むし)をエサにしている昆虫も、いきていけません。冬のすごしかたは、卵(たまご)や幼虫(ようちゅう)、成虫(せいちゅう)など、いろいろですが、あまりうごかず、じっと春(はる)をまちます。

ところが、この時期(じき)を選(えら)んで活動(かつどう)する昆虫もいます。フユシャクとよばれるガの仲間(なかま)で、夜行性(やこうせい)のものがおおく、とぶのはオスだけで、メスのハネは退化(たいか)していてとべません。メスがだすフェロモンをたよりに、オスがさがして交尾(こうび)をします。

仲間の一種(いっしゅ)のクロスジフユエダシャクは、12月(がつ)にあらわれ、めずらしく昼間(ひるま)に活動をしますので、雑木林(ぞうきばやし)のなかを、たよりなさげにとぶすがたをよくみることができます。しかし、保護色(ほごしょく)でちいさなメスをみつけることは、とてもたいへんです。オスはメスをさがしているので、行動(こうどう)をよくかんさつしていると、みつけられるかもしれません。

でも、どうしてわざわざ、冬を選んで活動するのでしょうか。どうしてメスには、ハネがないのでしょうか。自然(しぜん)はたくさんのなぞだらけです。

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