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しぜんのたより

3月コブシ(2009年2月28日掲載)

こどもの国(くに)がある横浜(よこはま)では、もう春(はる)になりそうなのに、なかなかならない時期(じき)が3月です。タンポポやスミレなど、野(の)に咲(さ)く花(はな)は少(すこ)しずつ地面(じめん)をカラフルにしていくのに、雑木林(ぞうきばやし)の木々(きぎ)はまだ芽吹(めぶ)かず寒々(さむざむ)としていて、あたたかい日(ひ)があったとおもえば、急(きゅう)に真冬(まふゆ)になったような日もある、冬(ふゆ)とも春ともつかない、2つの季節(きせつ)がおしくらまんじゅうをしているような時期です。

コブシはそのような時期に白(しろ)い花を咲かせます。田打(たう)ち桜(ざくら)などともよばれ、昔(むかし)は農作業(のうさぎょう)をはじめる目安(めやす)にもされていました。

日本(にほん)の野山(のやま)に自生(じせい)する樹木(じゅもく)ですが、園内(えんない)のものは植(う)えられたものが多(おお)いです。どこかで品種改良(ひんしゅかいりょう)されたのか、花(はな)をよく観察(かんさつ)してみると、コブシの花びらは普通(ふつう)6枚(まい)なのに、それよりおおい花びらをもつものがみられます。遊具広場(ゆうぐひろば)や緑陰広場(りょくいんひろば)、内周道路(ないしゅうどうろ)沿(ぞ)いなどにたくさんありますが、なかでもポニー乗馬(じょうば)(まえ)のコブシの木(き)はりっぱで、枝(えだ)いっぱいに花が咲く様子(ようす)はみごとです。

コブシの花が終(お)わるころ、おしくらまんじゅうに勝(か)った春が桜前線(さくらぜんせん)を押(お)し上(あ)げて、こどもの国中(くにじゅう)を淡(あわ)いピンク色(いろ)に、そして新緑(しんりょく)に染(そ)め上げます。

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