1. しぜん
  2. しぜんのたより
  3. 11月
  4. シメ

しぜんのたより

11月シメ(2010年10月31日掲載)

 白鳥湖(はくちょうこ)のモミジが真(ま)っ赤(か)に染(そ)まる時期(じき)になると、北(きた)の国(くに)からシメの群(む)れがやってきます。まるまるとした体型(たいけい)に無愛想(ぶあいそう)な顔(かお)をしていて、くちばしは太(ふと)く立派(りっぱ)です。冬のあいだは白鳥湖の周辺(しゅうへん)やつり橋(ばし)周辺などでたくさん見(み)られ、地面(じめん)でエサを探(さが)し歩(ある)いています。やや臆病者(おくびょうもの)なので、人(ひと)が近(ちか)づくとすぐに近くの高(たか)い木(き)の枝(えだ)に飛(と)び移(うつ)ってしまいます。

 太いくちばしはかたい木(き)の実(み)もくだいて食(た)べることができます。白鳥湖周辺にたくさんあるモミジの種(たね)が大好物(だいこうぶつ)で、日の出とともに群れでやってきて、ブチブチ、バリバリ、ものすごい音(おと)をたてて食べはじめます。人間(にんげん)からすればモミジの種はかたそうで、食べられる実の部分(ぶぶん)もすくなく、まったくおいしそうに見えません。でもシメはとてもおいしそうにその種を食べます。その食べっぷりはものすごく、くちばしのまわりは食べカスだらけになり、種をついばむと同時(どうじ)に半分(はんぶん)くらいは地面(じめん)に落(お)としていてとても上品(じょうひん)とはいえません。

 雑木林(ぞうきばやし)の木々(きぎ)が葉(は)を散(ち)らしてしまう頃(ころ)までには、ほかにもたくさんの冬鳥(ふゆどり)がこどもの国にやってきます。

目的で探す

目的でさがす

閉じる