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しぜんのたより

7月粘菌(2011年6月26日掲載)

こどもの国の森(もり)にはいろいろな種類(しゅるい)の生(い)き物(もの)たちが暮(く)らしています。樹木(じゅもく)や草花(くさばな)、キノコ、昆虫(こんちゅう)に野鳥(やちょう)、タヌキやネズミなどの哺乳類(ほにゅうるい)やヘビの仲間(なかま)はみなさんも知(し)っていると思(おも)います。でも今回(こんかい)はちょっと変(か)わった森の生き物を紹介(しょうかい)いたします。

その生き物は粘菌(ねんきん)、または変形菌(へんけいきん)と呼(よ)ばれています。「そんなの見たことがない」と思う人がほとんどかもしれませんが、じつはごくごく普通(ふつう)に見ることができます。特(とく)に梅雨(つゆ)の時期(じき)には、朽(く)ち木(き)や切(き)り株(かぶ)の上(うえ)などに、キノコのような子実体(しじつたい)【写真左(しゃしんひだり)】と呼ばれる姿(すがた)でたくさん見ることができます。

粘菌の生態(せいたい)はとても変わっていて、ある時(とき)はアメーバの様(よう)な姿で落(お)ち葉(ば)の下(した)や朽ち木の中(なか)を動(うご)きまわります。そして梅雨の晴(は)れ間(ま)などに這(は)い出(で)てきて子実体をつくり、胞子(ほうし)を飛(と)ばします。胞子は風(かぜ)に乗(の)って運(はこ)ばれ、発芽(はつが)して粘菌アメーバになります。やがて変形体(へんけいたい)【写真右(みぎ)】と呼ばれる姿になり、動きまわってバクテリアなどを食べてどんどん成長(せいちょう)していきます。動物(どうぶつ)のような時と植物(しょくぶつ)のような時をくり返(かえ)すなんとも不思議(ふしぎ)な生き物なのです。

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