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しぜんのたより

4月チャンチン(2012年4月3日掲載)

4月は花(はな)を見(み)に園内(えんない)を散策(さんさく)する人(ひと)も多(おお)い時期(じき)ですが、外周道路(がいしゅうどうろ)から椿(つばき)の森(もり)を覗(のぞ)いてみると、春(はる)なのに鮮(あざ)やかな赤(あか)い若葉(わかば)をつけた不思議(ふしぎ)な木(き)を見つけることができます。

この木は、チャンチン(香椿)といい中国原産(ちゅうごくげんさん)のセンダン科(か)の落葉高木(らくようこうぼく)で、椿の森にまとまって植(う)えられています。新緑(しんりょく)の季節(きせつ)にちょっと場違(ばちが)いな赤い色(いろ)ですが、透明感(とうめいかん)があり日(ひ)が当(あ)たるととても綺麗(きれい)です。

赤く見えるのは紅葉(こうよう)と同(おな)じくアントシアニンという色素(しきそ)のせいで、紫外線(しがいせん)から若(わか)い葉(は)を守(まも)っていると考(かんが)えられています。

椿の森にあり、中国語(ちゅうごくご)では香椿と書(か)きますが、日本(にほん)の椿とは全(まった)く異(こと)なる種類(しゅるい)の木です。 真(ま)っ赤(か)な若葉の色を楽(たの)しめるのも、例年(れいねん)4月上旬(じょうじゅん)からの2~3週間(しゅうかん)程度(ていど)。赤色(あかいろ)から黄色(きいろ)、やがて黄緑色(きにどりいろ)へと変(か)わり、4月末(まつ)には周(まわ)りの緑(みどり)に溶(と)け込(こ)んでしまいます。

春先(はるさき)は花が美(うつく)しく咲(さ)き競(きそ)う季節(きせつ)ですが、花ではなく若葉が色鮮やかな美しい木は珍(めずら)しく、これを見に訪(おとず)れるお客(きゃく)さまは少(すく)なくありません。

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