1. しぜん
  2. しぜんのたより
  3. 8月
  4. カラスウリ

しぜんのたより

8月カラスウリ(2013年8月2日掲載)

カラスウリの花と実。中央は昼間の様子。

(なつ)の暑(あつ)い時期(じき)、やぶの中(なか)や道路(どうろ)わきの生垣(いけがき)には、様々(さまざま)なつる性(せい)の植物(しょくぶつ)が巻(ま)きついています。大(おお)きな葉(は)を3枚(まい)づつ出(だ)すクズや、オレンジ色(いろ)の小花(こばな)を咲(さ)かせているヤブガラシ、葉が虫(むし)に食(た)べられて穴(あな)ぼこだらけのヒルガオなど。その中の1つにカラスウリという植物(しょくぶつ)があります。ウリ科(か)の雌雄異株(しゆういしゅ)の多年草(たねんそう)で角(かく)ばったハート型(がた)の葉を茂(しげ)らせ、ところどころにつぼみをつけています。
この植物は、花粉(かふん)の配達(はいたつ)を大(おお)きい蛾(が)(スズメガ)に頼(たよ)っているので、夜(よる)にしか花(はな)を咲かせません。暗(くら)くなるころから開(ひら)きだす白(しろ)い花(はな)は、先(さき)が糸状(いとじょう)になっていて、暗い中でもひときわ目立(めだ)ちます。そして翌朝(よくあさ)には花は閉(と)じてしまいます。
日本各地(にほんかくち)でみることができるので、葉っぱをたよりにつぼみを見つけ、夜の様子(ようす)を観察(かんさつ)してみると、すてきな花と出会(であ)えると思(おも)います。
また秋(あき)になると雌株(めかぶ)は鮮(あざ)やかな朱色(しゅいろ)の実(み)を付(つ)けます。実の中にはカマキリの顔(かお)に似(に)た種(たね)が入(はい)っているので、探(さが)してみるのも楽(たの)しいかもしれません。

目的で探す

目的でさがす

閉じる