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しぜんのたより〜3月〜コナラの実生(みしょう)  (2008年2月29日掲載)

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昨年(さくねん)、大豊作(だいほうさく)だったドングリは、こどもたちにいっぱいひろわれ、もりのどうぶつたちにいっぱいたべられ、ドングリむしにいっぱい穴(あな)をあけられても、まだまだ地面(じめん)にいっぱいちらばっています。コナラのドングリは、秋(あき)におちると、すぐに地面のなかに根(ね)をはります。そして、そのままのすがたで冬(ふゆ)をすごします。

春(はる)がちかづくにつれて、外側(そとがわ)のカラがわれてとれたものが目(め)につくようになります。それはまっかにいろづいた双葉(ふたば)で、栄養(えいよう)がたっぷりつまっています。一説(いっせつ)によると、このあかいいろは、たいせつな芽(め)を春のつよいひざしからまもっているといいます。双葉の栄養のおかげでさむい冬をのりきり、3月下旬(3がつげじゅん)になると、ちいさなちいさな、あたらしい芽がのびはじめます。芽をだした実生(みしょう)が、おおきな木(き)になってドングリをおとすようになるには、十年以上(じゅうねんいじょう)もかかります。

いつもかわらないようにみえるもりの木も、わたしたちがきづかないようなゆっくりとした時間(じかん)のなかで、たえず変化(へんか)しつづけ、あたらしいいのちをはぐくんでいます。