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しぜんのたより

11月小春日和(2009年10月31日掲載)

小春日和(こはるびより)とは、だんだんと寒(さむ)さがましていく11月(がつ)から12月上旬(じょうじゅん)(ごろ)に、ちいさな春(はる)がきたような晴(は)れてあたたかい日(ひ)のことをいいます。

(むかし)の暦(こよみ)では10月にあたり、小春(こはる)とよばれていました。その言葉(ことば)と関係(かんけい)があるのかどうかわかりませんが、木々(きぎ)が葉(は)を散(ち)らすこの時期(じき)に、春に咲(さ)く野(の)の花(はな)をみつけることがあります。

たとえば、タチツボスミレ【写真】は日あたりのよい道端(みちばた)などで、春に咲くものよりもちょっと小(こ)ぶりな、そしてちょっと不格好(ぶかっこう)な花を、おち葉の間(あいだ)に咲かせていたりします。ほかにもオオイヌノフグリやホトケノザ、ナズナ、カントウタンポポなどの春の花をみつけることができます。やはりどの花も、春のようにたくさん花を咲かせるわけではなく、やっとひとつふたつ咲いているような様子(ようす)です。

本来(ほんらい)その植物(しょくぶつ)が花を咲かせない時期に咲いてしまうことを「狂(くる)い咲き」といいますが、これらの植物は小春日和を春がきたと勘違()かんちがいして咲いてしまうのかもしれません。それともなにかほかに理由(りゆう)があるのでしょうか。冬(ふゆ)になるまえの、小(ちい)さな春さがしを、みなさんも楽(たの)しんでみてはいかがですか。

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