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しぜんのたより

12月イイギリの実(2010年11月29日掲載)

中央広場(ちゅうおうひろば)の奥(おく)、レンガ売店(ばいてん)とよばれる建物(たてもの)の脇(わき)にイイギリの木が3本あります。葉っぱがキリの木に似(に)ていて、昔(むかし)はご飯(はん)を包(つつ)むのに使(つか)われたことからこの名前(なまえ)がついたといわれています。実(み)をつけるメスの木とつけないオスの木があり、3本のうちの2本にまっ赤(か)な実をブドウの房(ふさ)のようにたわわに実らせます。11月になると、黄色(きいろ)くなりはじめた葉っぱの間(あいだ)に赤い実がめだつようになります。

木の実が赤くなるのは「おいしから食(た)べてね」と鳥(とり)などに伝(つた)えようとしているからです。実の中には種(たね)が入っています。種は実と一緒(いっしょ)に食べられて鳥のおなかの中に入り、ほかの場所(ばしょ)に運(はこ)ばれてフンと一緒に地面(じめん)に落(お)ちます。イイギリの実はヒヨドリやツグミなどが食べにやってきますが、葉っぱを落とした後(あと)も、クリスマスやお正月(しょうがつ)がすぎても赤い実がたくさん残(のこ)っています。「あまり人気(にんき)がないのかな」などと考(かんが)えていたら、ある日突然(とつぜん)、たくさんあったはずの実がすべてなくなっていることに気づきました。はたしていったい誰(だれ)が食べたのでしょうか。この冬(ふゆ)こそ犯人(はんにん)をつきとめてみたいと思(おも)います。

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