1. しぜん
  2. しぜんのたより
  3. 3月
  4. ミツマタ

しぜんのたより

3月ミツマタ(2013年3月1日掲載)

三寒四温(さんかんしおん)、暖(あたた)かい日(ひ)も多(おお)くなるこの頃(ごろ)、活動(かつどう)を始(はじ)める木々(きぎ)が増(ふ)えてきます。
児童(じどう)センター奥(おく)や外周道路(がいしゅうどうろ)213番(ばん)(ちか)くに植(う)えられているミツマタも、春(はる)を待(ま)ちわびるかのように、葉(は)を出(だ)す前(まえ)の枝(えだ)いっぱいに黄色(きいろ)い花(はな)を咲(さ)かせます。
頭状花序(とうじょうかじょ)というたくさんの小花(こばな)の集(あつ)まりはアシナガバチの巣(す)のような形(かたち)をつくり、外側(そとがわ)から内側(うちがわ)へと咲いていきます。
中国原産(ちゅうごくげんさん)のジンチョウゲ科(か)ミツマタ属(ぞく)の落葉低木(らくようていぼく)で、枝が三(み)つ又(また)に分(わ)かれることから名前(なまえ)が付(つ)けられました。
樹皮(じゅひ)の繊維(せんい)は丈夫(じょうぶ)で、江戸時代(えどじだい)から和紙(わし)を作(つく)るために使(つか)われ始(はじ)め、明治時代(めいじじだい)にはお札(さつ)をつくる印刷局(いんさつきょく)で使われるようになりました。今(いま)でもお札や手(て)すきの和紙の欠(か)かせない原料(げんりょう)として活躍(かつやく)しています。
木材(もくざい)や花ではなく、樹皮の繊維を利用(りよう)される植物(しょくぶつ)なので、花を知(し)っている人(ひと)は少(すく)ないと思(おも)います。
可愛(かわい)らしい形の花が、毎年(まいとし)、早春(そうしゅん)を告(つ)げてくれます。

目的で探す

目的でさがす

閉じる